旅行記 2011年
2011年 3月21日 ~ 2011年 3月28日
ペルー:リマ、ナスカ、クスコ、マチュピチュ
1日目(3/21)伊丹 → 成田 → ヒューストン
転職が決まったのは約2ヶ月前、あっという間に最終出勤を迎え、次の仕事までの10日間休めることになった。これは、海外に行くチャンス!しかし、バタバタしている中で行くか行かないを迷っているうちに日が過ぎてしまい、もうどこも行けないかと半分あきらめていたが、急遽ペルーに行くことを決め、予約が取れた。
一度は行ってみたかったマチュピチュ遺跡。退職金の約半分を使うことになるが、卒業旅行ならぬ退職旅行を思い切って行くことにした。3月11日に発生した東日本大震災で日本はかなり大変な状況ではあるが、関西ではほとんど影響はないため、予定通りに出発できた。


早朝に起きると昨日からの雨は更に強くなっていた。リムジンバスに乗って伊丹空港へ向かった。まず、伊丹空港から成田空港へ。約1時間のフライトは、寝ている間に到着した。


こちら関東地方は地震の影響で節電が実施されており、いたる所で暗く感じる。13時になりコンチネンタル航空のチェックインカウンターがオープン、既に長蛇の列ができていた。チェックインした後は、免税店で少し買い物をした。そして、搭乗時間になり、飛行機に乗り込んだ。


米国線でコンチネンタル航空を使用するのは初めてだ。機内に特徴はなく、ユナイテッド航空と同じ感じがした。ヒューストンまでは約11時間の長旅だ。アメリカの航空会社に乗ったのは久々だったがの、食事や飲み物のサービスは物足りないものがあった。やはり長距離路線は日本の航空会社の方が良いと感じた。
1日目(現地:3/21)ヒューストン → リマ


機内では食べて寝て、食べて寝てを繰り返している間に到着、11時間も早かったように感じる。


ヒューストンに到着後、リマ行きのフライトまで乗り換え時間は2時間あったので余裕だと思っていたが、入国審査に1時間も並び、結局バタバタでの乗り継ぎとなってしまった。米国に一旦入国する意味はあるのだろうか…?


何とかリマ行きに乗り継ぐことができ、ここから更に6時間半のフライトだ。


本当にペルーは遠い。地球の裏側だから、仕方ないか。しかし、リマ行きのフライトは空席が沢山あったので、かなりゆったりすることができ、ラッキーだった。


リマに到着して、空港の外に出ると気温は21℃で、暑くもなく寒くもない丁度良い気温だった。ホテルまでの送迎車の中から街並みをみると、意外に都会でキレイな街だ。自宅を出発してから32時間が過ぎ、ようやくリマのホテルに到着。こんなに長い移動は初めてだなぁ、とりあえず疲れた。
2日目(現地:3/22)リマ → ナスカ → リマ


昨夜は眠りが浅かったものの、何とか朝まで眠れた。観光へ出掛ける準備をして、ホテルで簡単な朝食をとった。どうやらこのホテルは日本人ツアー客が沢山いるみたいだ。


時間通りにドライバーのマリオさんが迎えに来てくれ、一路ピスコへと向かった。ピスコまでは車で約4時間のロングドライブだ。


途中の車窓は、左が砂漠で右が海という何か違和感のある光景が続いていた。


ピスコの空港に到着。到着してすぐにナスカまで行ると思ったが、飛行機に問題?があるらしく、空港で約2時間待たされた。それにしてもここにも日本人が多いなぁ。


時間になったので飛行機に乗り込み、ナスカへ向かった。12人乗りの飛行機は上空で結構揺れた。離陸して約40分で地上絵に到達した。




色々な地上絵をみることができたが、感動はいまいちだった。それは、思ってたよりも絵が小さくわかりにくい事と、飛行機の激しい旋回に酔ってしまい、気分は最悪だったからだ。でも何とか意地で写真だけは撮ったので、良しとしよう。


空港に戻ったときにはもうぐったりで、吐いてる人もいた。その後、少し気持ち悪さの残る中、昼食をとった。ペルー料理はやはりスペイン料理と似ている。パエリアみたいなものを食べた。
食事後はリマへ戻るため、再度4時間のドライブだ。マリオさん、本当にお疲れ様。かなり疲れた1日になってしまったが、無事に地上絵が見れて本当に良かった。
3日目(現地:3/23)リマ → クスコ
今日は早朝の出発だったので4時起きだったが目覚めは良かった。


軽く朝食をとり、リマ空港へ向けてホテルを出発した。リマ市内は午前6時頃にも関わらず、ジョギングしてる人が沢山いたのには少しビックリした。


今日はリマからクスコへ飛行機で向かった。クスコまでは約1時間のフライトで到着した。クスコは標高3400mにある街で富士山とほぼ同じくらいの標高にある。


まずホテルをチェックインし、昼食に出掛けた際、高山病になっていることに気が付いた。頭がフラフラする。飛行機で一気にこんな標高の高い街に来たからだろう。




それにしても、クスコの街は坂道が多い。空気が薄いこともあり、少し上がるとすぐにしんどくなる。マラソンの練習をここですればかなり強くなれるんじゃないかなぁと思ってしまった。




昼食をとった後は、英語で案内される市内観光ツアーに参加した。ツアーの間、久々に英語を沢山聞いたが、半分以上はわからなかった(笑)自分の英語力の低下を実感したので、4月からは英会話に行こうと思った。
それにしても、高山病でしんどい事と英語が理解できないことの二重苦で、このツアーはかなりしんどかった。


19時頃にツアーが終わり、ホテルに戻ったときはもうぐったりだったが、何とかシャワーだけは浴びた。明日の準備もあるが、今日はホントに頭が重くてフラフラなので、もう寝てしまおう。
4日目(現地:3/24)クスコ → マチュピチュ
高山病で頭が少し痛む中、今日はマチュピチュへ向けて出発した。


クスコからマチュピチュまではバスと電車を乗り継ぎ、更にバスに乗る。クスコからでも5時間はかかる所だ。




まずバスに揺られて1時間半、ペルーレイルのオリャンタイタンボ駅に到着、ここから電車に2時間揺られてマチュピチュ駅へ。




列車は激流のウルバンバ川を沿うように走っているのだが、川側の座席に座れなかったため、景色を堪能できずに少し残念だった。


マチュピチュ駅からはバスで遺跡まで向かうのだが、舗装されていない山道を走るので、バスはすごく揺れた。


遺跡に到着後、早速入場した。入ってしばらく歩くと、写真で見たことがあるあの光景が広がっていて、感動だった。自分がこの景色の前にいることがちょっと信じられない感じ。


遺跡内ではガイドブックを頼りに観光した。遺跡内はペットボトルと食べ物が持ち込み禁止にも関わらず、気にしている人が全くいなかった。


夕方からは少し雨の中の見学となってしまったが、一度は来てみたかったマチュピチュを堪能することができた。


今夜はマチュピチュ村に泊まるため、夕方にはマチュピチュ村へバスで向った。ホテルをチェックインした後、お腹も空いているので、早速夕食へと出掛けた。


アルパカのお肉はペルーでしか食べられない?ので思い切ってアルパカのステーキにチャレンジした。


肉としては臭みもなく、安い牛肉のような硬い感じだったが、あっさりして美味しかった。
マチュピチュに来れて満足感いっぱいだが、明日はワイナピチュに登山するので今日は早目だけど19時には寝た。
5日目(現地:3/25)マチュピチュ → クスコ
今朝はワイナピチュを登山するため、午前4時に起き、準備をして出掛けた。ワイナピチュはマチュピチュの全景が見渡せる山で、1日400人の登山制限があるからだ。




5:30始発のバスには5時から長蛇の列が出来ていた。バスに乗り、不安になりながらマチュピチュ入場口まで行き、78番目で無事に登山の権利を獲得できた。


7時から早速登山を開始した。昨夜の雨で登山道が悪くなっていたが、休憩を入れながらテンポよく登った。






約1時間で登頂でき、そこから見るマチュピチュの景色は絶景で良かった。頑張って汗だくになりながら登った甲斐があったなぁ。




下山途中に月の神殿に寄り道したが、往復1時間を掛けて急斜面を上り下りしたにも関わらず、感動を得られる様なものはなくガッカリだった。


午後からはもう一度マチュピチュ全体を歩いて回った。3時間の間に天気は雨や晴れや霧など、目まぐるしく変化し、山の天気の変わりやすさを実感した。


今日は登山で疲れてしまったのでグッスリ眠れそうだ。




夕方にはペルーレイルに乗り、クスコへ戻った。電車からバスに乗り換える途中、空を見上げると無数の星が見えた。こんなに沢山の星を見たのは初めてだ。
通常は電車一本でマチュピチュからクスコまで行けるが、3月までの雨季の時期は列車が土砂崩れなどの危険性があるため、途中で乗り換える必要があるとのことだった。乗り換えは面倒臭いが、お陰でキレイな星を沢山見れた。
6日目(3/26)クスコ → リマ
朝起きると、ふくらはぎが筋肉痛になっていた。そりゃ、あれだけキツい登山をしたんだから仕方ない。でも筋肉痛の痛さは全然嫌いじゃない、頑張った証だから。




今日は昼のフライトまで少し時間があるので、午前はクスコを再度観光した。今日の気温は暑くも寒くもない良い感じだったので、観光しやすかったが、クスコは小さな街なので観光する所は多くはない。




13:00のフライトでリマへ向かい、無事に到着できた。夜の帰国便までは10時間位の時間があるので、リマの市内観光をツアーをオプションで付けた。






リマはクスコとはまた全然違った雰囲気で、建物は黄色やピンク等の明るい色が多く、街が華やかに見えた。また、スペイン植民地時代の建物が多く残っており、ヨーロッパに来ているかの様な雰囲気もあった。
観光の途中にスーパーマーケットに寄ってもらい、お土産も買うことができた。ペルーのビールやインカコーラなどを買った。観光が終了し、夕方にはリマ空港に到着したが、フライトまでまだ6時間もあったので、食事をして時間を過ごした。
フライト時間の3時間前にチェックインカウンターへ行ったら、既にチェックインが始まっていた。早速チェックインをして国際線の搭乗フロアまで行った。搭乗時間まではブラブラしたが、特に興味があるお店はなく、退屈な時間を過ごしたため少し疲れてしまった。


アメリカのヒューストンまでは離陸後約6時間のフライト。時差を考えるとできるだけ寝ないでおきたいなぁ。
7日目(3/27)リマ → 成田
この6日間を振り返ってみると、よくパスポートのチェックをされた印象が残る。バス、電車はもちろん、飛行機に乗るときも、チェックインから搭乗するまでに5回位はチェックされる。
聞くところによると南米では何かとパスポートを確認する傾向があるらしい。それにしてもパスポート、パスポートって言われ、かなり面倒臭かったなぁ。


ヒューストンまでのフライトは隣の座席が空いていたこともありゆっくりできたが、移動ばかりで少し疲れも溜まってきた。ヒューストンでは乗り換えだけにも関わらず、入国審査と税関申告があり、これまた面倒臭い。


ヒューストンでは約3時間の待ち時間を過ごし、成田行きの便に搭乗した。


成田までは約13時間のフライトでかなり辛い時間になりそうだけど、少しでも楽に過ごせたらいいなぁ。
8日目(3/28)成田 → 伊丹
ヒューストンからは約13時間のフライトで、半日以上も機内にいると疲労も溜まる。しかし、機内が空いていたため、座席2つを使用することができ、13時間にも関わらず比較的楽に過ごすことができた。


機内では主にニンテンドーDSの「踊る大走査線」で時間を過ごした。今回に限ったことではないが、機内では13時間全く体を動かさないにも関わらず、食事はちゃんと食べるので、かなり太っているに違いない。帰国してから体重計にのるがちょっと怖い。でも4月からは新生活も始まるので、きちんと体重も管理もして、規則正しい生活を送れるように努力しよう。