【アメリカ在住中】旅行記 2005年
2005年 6月24日 ~ 2005年 6月26日
ニューメキシコ州:ホワイトサンズ国定公園、カールスバッド洞窟群国立公園
1日目(6/24)アーバイン → エルパソ
今日もいつもと同様に急いで荷物を用意して空港へ向かった。今回は米国滞在中の最後の週末旅行という事で、ルームメイトのK君と出掛ける事にしていた。



オレンジカウンティからアリゾナ州フェニックスを経由し、テキサス州エルパソまでのフライト。ここはメキシコ国境にかなり近いためパスポートが必需品となると聞いていたので、忘れずに持参した。フライトは少々の遅れがあったものの、21:00に無事にエルパソに到着した。
いつもの様に空港でレンタカーを借りるのだが、今回はカウンターでアップグレードを依頼し、オープンカーにしてもらった。価格は当初予定の普通車の約3倍になってしまったけど、良しとしよう。
早速屋根をオープンにしてエルパソの街を走った。それにしても夜だと言うのに暑くて仕方無い。屋根は開いているがクーラー全開で走り、本日宿泊予定のホテルへ向かった。初めて乗るオープンカーに感動!これはいい!短い距離ではあるが、夜のドライブを楽しみ、ホテルに到着した。



チェックイン後、近くのコンビニでビールとお菓子を買った。ビールはカリフォルニアでは見た事のないテキサスのビールが売っていた。このビールを部屋で飲んだのだが、疲れからかすぐに酔っ払ってしまい、ベッドで寝てしまった。
2日目(6/25:午前)エルパソ → カールスバッド
朝は少し寝坊をしてしまった。やはり少々疲れが溜まっているのか。やたらに眠かった。今日はまずカールスバッド国立公園まで行くのだが、片道は約2時間半の道のり。しかし、オープンカーのSolalaだから、ロングドライブも快適!スピードを出しても驚くほどの安定感。110マイルだって余裕で出せる。ある意味怖い車やなぁ~。



出発してすぐに検問がありビックリした。やっぱり検問は緊張する、何も悪い事してないけど(笑)案の定、パスポートの提示を求められてた。持って来ておいて本当に良かったぁ、ホッ。周辺は何もない進む道を進んでいると、動物がよく出てくる。こんなスピードで走っていたら、動物が急に出てきても止まれる訳がない。そう考えている間にも鳥やウサギが次々と出てくる。避けるのに大変だった。



カールスバッド国立公園に到着してからは早速鍾乳洞に入った。ここは全米でも最大、世界でも最大級の鍾乳洞みたいだ。山口の秋芳洞は比にならないみたい。



鍾乳洞の下まではエレベータでも行けるが、徒歩でも行ける。もちろん自分達は徒歩で時間を掛けて下りて行く事にした。鍾乳洞の中はとても寒く、上着を持って来ておいて良かった。外はあんなに暑いのになぁ。終わりが見えない地下へと続く道をドンドン下りて進んで行った。
2日目(6/25:午後)カールスバッド → エルパソ






まずは鍾乳洞内をフリーで見学できるところを回った。このすごい景色も長年の月日をかけて自然が作り出したと思うと感動できるけど、どこを見ても同じ景色だし、空気はジメジメ、体調は悪くなる一方だ。しかも閉所が得意でない自分にとっては洞窟内の長期滞在はかなり精神的にしんどい。



しかし、15:00からのレンジャー引率でしか行く事が出来ない、キングパレスツアーに参加した。レンジャー引率という事で、珍しい物が見れるのかと思いきや、一般でまわれる所と何ら変わり無く、少しガッカリだった。しかもレンジャーの説明が逐一長くて聞き飽きた。トレイルなので歩いて進むのだが、少し歩いては座らされた。じっくりお話しを聞かせてくれるのはありがたいが、あ~長い。



結局2時間くらいは連れ回されただろうか。お金を払ってまで参加する価値があったかどうかは、お察しの通りです。とりあえず早く外に出たかったので、エレベータで地上へ。あ~太陽が気持ち良い。コウモリの飛翔までは少し時間があったので、園内でドライブを楽しんだが、このドライブもSolalaのお陰で超快適だった。



その後、コウモリの飛翔を見るために再び移動した。待つ事1時間くらいであろうか。洞窟の中からすごい数のコウモリが出てくる。



洞窟の前でクルクル竜巻のように回って上がり、そして南の空へ列を作って消えて行った。その光景が20分は続いていたであろうか、最初はすごいと思ったけど、すぐに見飽きたので帰る事にした。



真っ暗な夜をオープンカーで帰る。お昼とは全然違って結構怖いなぁ、でもひたすら走るしかない。途中、雨も降りそうだったので、屋根を閉めた。エルパソに到着後、タコスのお店で食事をした。メキシコはすぐそこだから、そりゃタコスのお店もいっぱいあるわ。タコスを食べた後、ホテルに戻り、シャワーを浴びてから寝た。
3日目(6/26:午前)エルパソ → ホワイトサンズ
朝はやっぱり眠くて起きるのが辛い。がしかし、しっかり起きて朝食をとって出発。今日もSolalaに乗ってのドライブなので快適。フリーウェイI-10号を北上し、I-25号から70号へ。70号からは屋根をオープンにしての快適ドライブだ。



エルパソを出発してから約1時間半、ホワイトサンズ国定公園が目の前に見えた。が、その直前に検問が現われた。また検問か、緊張するなぁ。パスポートを提出する準備をして、検問所に近づくと、何とこの時間は検問をやってない!ラッキー(別に得をした訳でもないし、やましい事もしてないけど、検問って言うだけで緊張してしまうから…。2003年にはパスポートを所持していなかった日本人が一時身柄を拘束されたとの報告もあったので。)



この検問をスルーして、公園に入った。まずはビジターセンターへ。でも目ぼしい情報は何もなし。次は売店へ。ここで今日のお弁当を購入した。お弁当って言ってもサンドイッチとオレンジジュース。これを持っていざ公園の奥へ。最初の方は何も特別な物はない普通の道だ。でもしばらく走ると白い砂が見えて来た。奥に進むにつれ、白い砂は一面に広がり、いつの間にか視界は銀世界に変わった。まるでスキー場に来ているかの様だった。(オープンカーでスキー場に来る人もそういないとは思うが。)一面の銀世界に驚くばかりだった。
3日目(6/26:午後)ホワイトサンズ → アーバイン
奥へ進むとピクニックエリアに到着した。ここはホントに砂丘なんだなぁ。しかもただの砂丘ではない、白銀の砂丘だ。うれしさのあまり裸足で砂山を駆け上がった。砂も思ってたよりもサラサラでビックリ。






そして早速ランチタイム。太陽の下で食べるランチは格別。国立公園で食べるランチはホントにハマる。ランチの後はトレイルに挑戦した。ここのトレイルは砂漠なのでちょっとキツイなぁ~。足元は砂で取られるし、炎天下なので体力も奪われる、喉もすぐにカラカラになってしまった。



トレイルを終了してすぐにビジターセンターでフローズンを買って、体を冷やした。何だか高校時代のクラブ活動終了後を思い出す(笑)ここホワイトサンズはただの白い砂丘しかないと思っていたが、なかなか楽しい時間を過ごせた。Solalaのお陰もあるかな。ここを最後にして、エルパソ空港へ向かった。



空港に無事到着。いつも通り飛行機はオンタイムには飛んでくれず、フェニックスでの乗り継ぎもかなりギリギリになってしまったが、何とか無事にホームタウンであるアーバインに帰って来られた。アメリカ最後の週末は、国立公園とオープンカーという贅沢な組み合わせによって最高の思い出となった。本当にこの旅を選んで良かった。