旅行記 2003年
2003年 7日 5日 ~ 2003年 7月13日
フランス:パリ
クロアチア:ザグレブ
スロベニア:リュブリャナ
イタリア:ベネチア、フィレンツェ、ピサ、ローマ
1日目(7/5)関西 → パリ


3年振りのヨーロッパはパリにいる同期を訪ねる目的であったが、急遽の不在によりただの観光目的となってしまった。エールフランスの機内は個人テレビ完備、これのお蔭で12時間のフライトは短く感じる事が出来た。


パリに到着してからは久々の個人旅行で多少手こずる事もあったが観光へと出掛ける。それにしてもこの時期は何と日が長いんだ!もう22時だというのにまだ明るいではないか!変な感覚の中、時差ぼけも重なり、かなりしんどかった。


久々に訪れたパリの街は決して自分を裏切らなかった。街はどこも華やか、そして何よりも女性が最高だ!パリジェンヌはなんて可愛いんだろう。子供にいたっては人形そのものだ。


観光はほどほどにし、YHに戻る。すでに0時を回っていたので、明日に備えすぐに眠る事にした。
2日目(7/6)パリ → ザグレブ


今日はありえないほどついてない日だった。朝一でパリ北駅でコインロッカーを探すも全く見当たらない。そしてようやく東駅で発見、これだけで観光スタートが2時間遅れるし、もうクタクタ。だが気を取り直して観光した。




まずはエッフェル塔。ここに来るのも何回目だろうか…。休日という事もあり観光客で混雑していた。展望台へのエレベータを待つだけで1時間。


この後に行ったノートルダム寺院も人がいっぱいで、時間の都合もあり中に入るのは断念した。
夕方からは次の国、クロアチアはザグレブへ向かうためRERで空港へ移動。空港到着は出発の1時間半前。ここからが悪夢の始まり。シャルルドゴール空港のシステムが全然わからない。
チェックイン場所がわからなかったのでとりあえず出国審査を済ませ中へ。チェックインカウンターが何箇所かあった、しかしザグレブ行きだけどこにもない!たくさんの空港職員に尋ねるも「インフォメーションボードを見ろ!」の一点張りで誰も親切に教えてくれない。フランス人の対応には絶望した。
皆さんもドゴール空港には早めに行き、慎重な行動をお勧めします。で、これで安心も束の間。今度はフライトが2時間も遅れる有様。アナウンスがあるも理解できるはずもない。不安な時間を過ごした。


そしてザグレブに到着したのは22時半。こんなに遅くなるとは予定外。ホテルも予約してないし。だが訪れたYHは24時間受付と言うこともあって何とかベットで眠る事が出来た。
3日目(7/7)ザグレブ → リュブリャナ


ずっと訪れてみたかった首都ザグレブの街。決して大きな街ではないが景観が素晴らしいと思った。言葉ではうまく言い表せないが可愛い街・住みやすそうな街・平和な街と感じた。


街には緑が溢れ、市民の足であるトラムが行きかう。ザグレブだけでなく他のクロアチアの街も訪れてみたい、そんな気分になった。


昼からは電車でスロベニアの首都であるリュブリャナに向かった。リュブリャナの街も大きくなく、ザグレブと同じような感じではあるがザグレブと比べると少し物足りない感じがした。


理由はわからない。市内は半日もあれば観光終了、夕食へと出掛ける。


メニューを見てもよくわからないので適当に注文。ワインも飲み、リュブリャナ満喫。夕食の帰りにプレシェーン広場では大道芸人を発見。少し見ていると「手伝え!」と声が掛かる、周りの拍手もあったのでうれし恥ずかし前に出る。ポールを支えるだけの地味な役ではあったが楽しい時間を過ごした。YHへ帰ってからはシャワーを浴びて寝る。中欧は日本人も少ないし、街は小さく可愛いし、何か好きである。
4日目(7/8)リュブリャナ


今日は朝からリュブリャナ郊外の観光スポットへ出掛けた。まず午前中はポストイナ鍾乳洞へ出掛ける。何とか10時のバスに乗り込む、所要時間は約1時間。鍾乳洞ではまずトロッコに乗って奥へと向かう。2kmの道のりだが、これがスリルがあり面白い。ちょっとしたディズニーのアトラクションみたいだった。


鍾乳洞の中は自然の創り出す迫力に圧倒される。さすがは世界3番目の規模である。鍾乳洞の中はかなり寒く、コートを借りた。


昼からはブレッド湖へ向かう。リュブリャナからバスで約1時間半。ブレッドは美しい湖とその真ん中に浮かぶ小島と教会がある。とても神秘的な感じがした。小島へは片道30分の渡し船で渡る。静かな湖畔とキレイな景色にしばし時間を忘れる。最後にブレッド湖の全景を見渡すことが出来るブレッド城へと向かう。これがまた交通手段は徒歩のみ。かなり疲れた所要時間20分。しかし景色は素晴らしく、キレイで登る価値ありだった。
リュブリャナへ戻ってからは明日のイタリア・ベネチアへの鉄道時刻を確認。ところが、予定していた時刻の列車はなく、夜中3:20発の夜行列車しかない事実が発覚。こんな時間の列車には乗りたくなかったけど、切符を購入した。
5日目(7/9)リュブリャナ → ベネチア


今日の一日は本当に長かった。3:20発のベネチア行きの夜行列車に乗り込む。そして何とか席を確保した。列車が止まる度に検札や国境のパスポートコントロールで起こされた。それにしても同部屋だった外人の足が臭かった。お前ら靴脱ぐなよ!って感じ。


朝にベネチアに到着。2回目という事もあり大体は把握している。さすがに人が多い。オンシーズンだけあって世界各国からの旅行者が集まっているみたいだ。


サンマルコ広場は人でごった返しているのと、また鳩が多い!餌まで売っているではないか!




今回のベネチアでの目的はイカ墨パスタである。前回来たときは食べてなかったので、この名物を是非食べたかった。で、3食イカ墨パスタを食べた!やっぱり店によって味は全然違う。それにしても、ベネチアのYHはうるさい。0時を回ってやっと静かになった。
6日目(7/10)ベネチア → フィレンツェ


それにしても、何て天気がいいんだ!どこへ行っても雲ひとつない天気だ。雨男の汚名返上か!?でも暑さで体力が奪われていく感じで観光は結構しんどかった。フィレンツェも人が多いなぁ。街は道も狭くてゴミゴミした感じがする。


観光はまずドゥオモへ行き、クーパラへ登った。展望台までは463段の階段があった。もちろんエレベータなんてあるわけない。かなり疲れたけど、展望台からの眺めはまぁまぁよかった。「冷静と情熱の間」のシーンが思い浮かぶ。あのシーンの場所は一体どこなんだろうか…わかるはずもない。


ここを観光して次は昼食へと向かった。レストランでピザを食べた。チーズいっぱいのピザは最高に美味しかった。


その後は列車でピサへ向かった。所要時間は約1時間。ピサといえばもちろん斜塔!この斜塔はかなり感動だった。今にも倒れてしまいそうな感じが何とも言えない。ピサでは斜塔だけを見てフィレンツェへ戻った。


戻ってからは遅めの夕食。フィレンツェ駅横のレストランで食べる。安いお店だっただけにあまり美味しくなかった。お腹がそんなにすいてなかったという事もあったけど…。
YHに着いたのはもう夜遅かったので、部屋の連中は既に全員寝ていた。電気を消したまま息を潜めて眠る準備をする。ちょっと気を使うけど、これもYHの醍醐味であると思った。
7日目(7/11)フィレンツェ → ローマ


今日は1等車のイタリア・ユーロスターに乗りローマへと向かう。乗り心地はまぁまぁ良かった。それにしても何でこっちの列車はほとんどの席が向かい合わせなんだろうか…よくわからない。


ローマに到着後観光に出掛ける。いい天気の中、ローマの観光名所を見て回るも一度見たことがある所だけに感動も今ひとつだった。やっぱり遺跡とかにはあんまり興味ないかも。


昼食と夕食はパスタを食べる。だがなかなか美味しいパスタに出会う事ができない…。日本で食べる方が美味しいのではないかなとちょっとガッカリ。夕食では元NOVAの先生だったというニュージーランド人カップルと少し会話する時間があり、楽しい一時であった。今日も一日よく歩いたので足がクタクタだ。疲れたのでゆっくり休もう。
8日目(7/12)ローマ → 関西


長かったようで短かったような…これはいつも思う事である。今回久々にヨーロッパに行くことができて本当に良かった。個人旅行も久々で大変なところも何回かあったけど、いい経験が出来たと思う。


今回感じた事はもう1つ。やっぱり自分の英語はまだまだである。自分なりに頑張って勉強しているつもりであったが全然である。多少は聞き取れるようになったものの、もう1度基礎から勉強して出直そう!
次回の海外旅行はいつになるかわからないが、それまでにしっかり英語も勉強しようと思った。
9日目(7/13)関西


午後に関西到着。予定よりも30分ほど遅れて到着した。相変わらずバックが出てくるのが遅い…。お蔭で京都行きのリムジンバスを一本乗り過ごした。そして税関ではカバンを開けてまでチェックされるし、かなりムカついた!お土産は何ですかと聞かれ、「ビールと本」って言ったら、「カバンの中見せて下さい」だって。あの税関職員は絶対に変な事想像してたに違いない…。
関西は大雨が降っていた。駅から自宅まではタクシーを使うという贅沢さで今回の旅行全日程を終了し、無事帰宅できた。