海外旅行記

エジプト、トルコ 旅行記 2009年

旅行記 2009年

2009年10日 9日 ~ 2009年10月16日

訪問都市

エジプト:カイロ

トルコ:イスタンブール

1日目(10/9)関西国際空港 → カイロ

この旅行を決めてから早2ヶ月、あっという間に出発の日となってしまった。今回はある程度荷物の準備はできていたので、余裕を持って出発することができた。今回は、添乗員付きのツアー。特に理由はないけど、やっぱり短い期間で効率良く観光できるところが魅力的なので。

昨日まで続いた台風18号の影響は全くなく、関西国際空港に無事到着できた。団体旅行なので集合が多く、なかなか思うように時間が使えないが、買物を済ませて早速機内へ。

今回は、初のエジプト航空。エジプト航空は宗教上、お酒のサービスがないということでワインを買って持ち込んだ。機体はかなり古い感じがする。感じ…というより、確実に古い。こんな飛行機でカイロまで約16時間のフライト。ちなみに16時間の飛行は関西国際空港発のフライトで一番長いらしい。16時間のフライトはさすがに辛いなぁ。

寝ても食べても雑誌を読んでも、時間が過ぎない…。飛行機にはかなりの回数乗ってるが、こんなにしんどいフライトはなかなか無い。

やっとカイロ空港に到着し、外に出てみた。何だかやたらに埃っぽい。空港からはツアー専用バスでホテルへ向かった。部屋に入った時間はもう深夜なので、全ては明日にして寝ることにした。

2日目(10/10)カイロ

さぁ本日から観光開始。今日のカイロは晴れていて約30℃くらいあったので、非常に暑かった。

まず最初はギザにある3つのピラミッドへ向かった。初めて見るピラミッドはすごく大きな印象を受けた。

ラスベガスのルクソールホテルとは訳が違う…。こんなに大きなものを紀元前に人間の手だけで作ったのだからすごい以外の言葉がない。

今回はカフラー王のピラミッドの中へ入ることができた。ミイラがあった部屋まで狭くて、暗くて、暑くて、臭い道を進む…、閉所が怖い自分にとってはかなりキツかったが、頑張って進んだ。

ピラミッドの中を見学した後は、ラクダに乗ったりして、エジプトを満喫した。

それにしてもこの国は道路に信号が全然無い。そのため、道はかなり車と歩行者が入り混じってる。

またバスの車窓からはこちらに手を振ってくる人や子供が沢山いる。何故なのかガイドさんに聞いたところ、観光客に手を振るように学校で教育されているらしい。この国にとって観光業は重要なため、外国人を歓迎しているという意味だろう。

お昼からはメンフィスとダハシュールへ行き、砂漠にあるピラミッドを見た。…というのも、ギザにあるピラミッドはかなり都会の中であってイメージとちょっと違う。でも、どのピラミッドを見ても同じに見え、感動もなくなってきた。

夜はナイル川のクルーズに出掛けた。船内とても狭かったが、初めて見るベリーダンスを楽しむことができた。

しかし、ダンサーはあまりキレイな人ではなく小太りだったので、腹踊りにしか見えなかった(笑)

今日は久々に沢山観光し、いっぱい歩き回ったのでかなり疲れてしまった。明日も朝が早いのでゆっくりはできない。早く寝よう。

3日目(10/11)カイロ → イスタンブール → アンカラ

今朝も早起きから始まった。

朝食を済ませてホテルを出発。

今日はエジプト・カイロからトルコ・イスタンブールへ向かった。エジプト航空でイスタンブールに到着。外に出てみると思ったより寒くない…、むしろ暑い。今日は25℃以上あるに違いない。沢山冬服を持って来たが、意味無さそう。

日差しが照り付ける程の良い天気の中、ブルーモスクを観光した。さすが、ブルーモスクは観光客ですごく賑わっていた。モスクの中に入ってビックリしたのは、足の臭いがすること。いくら土足禁止とは言え、これにはちょっと参った(笑)

その後はタクシム広場へ行き、市内トラムに乗ってガラタ塔へ。かなり混んでいたこともあってかなり疲れたなぁ。

しかし、ガラタ島から夕焼けのイスタンブールの街がとてもキレイに見え、またモスクも沢山見えた。

夕食にはシシケバブを食べた。そして、注文したラキというお酒にかなり苦戦した。ブドウから作ったお酒と聞いたのでワインをイメージしたが、全然違ってきつい焼酎といった感じだった。

ラキは透明なお酒なのだが、水で割ると白く濁るという不思議なお酒だった。半分飲んだところで断念、既にかなり眠くなってしまった。

今夜は寝台列車のアンカラエキスプレスで、トルコの首都アンカラへ向かう。

寝台列車は個室でベッドもあり、狭いながら結構快適だった。しかし満喫する暇もなく、疲労と飲酒によりすぐに寝てしまい、少し残念だった。

4日目(10/12)アンカラ → カッパドキア

昨夜は疲れていたので、寝つきが良かった。寝台列車とはいえ、洗面台も冷蔵庫もあり、なかなか快適だった。シャワーがあれば、もう言うことは無い。

食堂車も連結されていて、簡単なメニューではあるが、朝食をとることができた。

アンカラに到着し、電車を降りるとかなり肌寒かった。でもイメージしていたほど寒くない。ダウンジャケットまで持って来てたのに…。

駅からはツアー専用バスに乗って、カッパドキアへ向かった。カッパドキアまでは約3時間だが、その車窓からは真っすぐに続く道が見えた。アメリカでラスベガスへ向かうI-15と同じ様な景色だ。でもここはトルコ…、変な感じ。

カッパドキアに到着後、奇岩郡を見学。ギョレメの谷の景色はアメリカ国立公園のブライスキャニオンと同じ感じに見えた。

観光後はホテルにチェックインしてからは早速夕食だ。久しぶりに生野菜が食べられるということで、沢山食べてしまった。カイロでは衛生上の問題で全然食べれなかったので…。

今日のホテルは洞窟ホテルではなく、洞窟風ホテルである。言葉ではうまく伝えられないが、天井はアーチ型をしていて、壁の材質も岩っぽい。今回のツアーは帰りは夜遅くて出発も早いので結構しんどい。今日は少し早く寝れるのでうれしい。

5日目(10/13)カッパドキア → イスタンブール

昨夜は少し早く寝ることができたので、目覚めが良かった。出発の準備をして朝食に向かった。

朝食会場からはカッパドキアの奇岩郡が朝陽とともにキレイに見えた。そして、沢山の気球が見えた。気球に乗って空から奇岩郡を上から見学するのが名物らしい。高い所は怖いけど、また次回チャンスがあれば是非チャレンジしてみたい。

今日はイスタンブールへ戻るため、カイセリという町の空港からトルコ航空に乗った。イスタンブールには約1時間で到着した。

今日のイスタンブールも晴れで暑いくらいだ。25℃くらいあるかな。昼食を食べて、エジプシャンバザールへ行き、ここで買い物を楽しんだ。スパイスやお菓子や陶器などいろいろ売っており、観光客で賑わっていた。

ここでは日本語を話せる方が多かったのでビックリだった。こちらに来る前から鯖サンドが美味しいと聞いていたので是非食べたくて、うろうろしているとガラタ橋の岸壁で船に乗って売っていた。

せっかく見つけたので食べたかったが、お土産でトルコリラを使い過ぎてしまい、お金が足らずに断念せざるを得なかった。残念だけど、また次の機会にしよう。

夕食を食べた後はホテルに戻った。今日も時間が早いので少しゆっくりできる。

6日目(10/14)イスタンブール → カイロ

昨夜は雨が降っていたが、朝には止んでいた。今朝はボスフォラス海峡のクルーズを予定していたが、キャンセルしてホテルでゆっくり過ごし、荷物をまとめて出発した。

今日もとても良い天気だ。ホテルを出発して向かったのは昼食。全然お腹空いてないけど、ツアーなので仕方ない。昼食後はバスに乗ってイスタンブール空港へ行き、カイロへ戻った。

飛行機は少し遅れてカイロに到着、両替をして入国した。今回のツアーは何故エジプトに2回も入国するような日程なのだろうか…。エジプトは1回入国する度に15ドルのVISAが必要になる。自分だったらこんな無駄な日程の組み方しないけど…。

機内では機内食も少し食べたのでお腹は全然減ってない。そのため、夕食の前には香水店へ案内された。誰も買う人はいないはず…と思ったが、意外に沢山の人が購入していて意外だった。

夕食にはエジプトの名物?であるモロヘイヤのスープが出て、とろってしていて美味しかった。

車窓から見えたピラミッドが大きく感じた。あれは建物…というよりは山だ。高さは150m程あるらしい。あれを古代人が作ったなんて本当にビックリだ。

今日はピラミッド近くのホテルみたいだが、部屋から残念ながら見えない。1階っていうのもあるけど。しかもホテルでは結婚式をしててかなりうるさい。寝れるかなぁ…。

7日目(10/15)カイロ → 関西

今日は寝坊から始まった。5時半に目覚ましをセットしたはずの腕時計が鳴らない…。慌ててモーニングコールで起きた。出発の準備をして朝食をとり、最後の観光へと出発した。

今日はとても良い天気で暑いくらいだ。オールドカイロを見学した後、カイロ博物館へ行った。すごい人で、中は暑いくらいだった。ツタンカーメンの黄金のマスクを見ることができて少し感動だった。そして別料金を払ってミーラ室を見学した。ミーラは見たことはあったが、改めて見るとリアルだ。人の顔が想像できるくらい状態良く保存されていた。ただ100ポンド(約2000円)を払う価値は自分には無かったかなぁ。

昼食の後はモハメド・アリ・モスクやスルタン・ハサン・モスクを見て、全ての観光が終了した。

空港まで向かう途中、渋滞がひどかったが、この国の交通はルールもモラルも何もない。信号も車線もないし、クラクションを鳴らしながら割り込んでいる。発展途上国の大都市はどこもこんな感じなんだろうか。

8日目(10/16)関西

飛行機は満席だった。機内では少し眠れたので良かったが、この次の旅行にできればエジプト航空は使用したくない。機体が古い上にCAの対応もイマイチで残念だった。

ルクソール神殿なども是非観光してみたいので、エジプトにはまた行きたいとは思うが、エジプト航空以外が良いなぁ。約11時間のフライトは1時間遅れで関空に到着。

今回の旅行は、リゾートではなく観光ばかりだったので少し疲れた感はあるが、とても良い思い出を作ることができた。また来週からは日常に戻ってしまうが、次のホノルル行きも近いので、仕事も体調管理もマラソンの練習も頑張って、無事に出発できるようにしたい。

今日の大阪は21℃で晴れ、全然寒くない。今日は帰宅してすぐ車の点検に行かなければ…。