旅行記 2009年
2009年 4月 8日 ~ 2009年 4月12日
インド:デリー、アグラ、ジャイプール、
1日目(4/8)関西 → デリー
代休を使っての一人旅、今回はインドである。何故インドか?って聞かれても、大した理由はない。本場のカレーが食べたい、それとタージマハルを見たい、その2つだ。今回は一人旅だが、ツアーに一人で参加することにした。休みが少ない会社員にとって効率良く観光するにはツアーが最適だ。
出発当日の朝、いつもと同じ様にバタバタと荷物の用意をして自宅を出発した。今日はとても良い天気で暑いくらいだ。リムジンバスを利用して関西国際空港まで向かったが、大きな渋滞もなく無事に予定通りに到着できた。



今回はフライトは初のエアインディア。チェックインして、空港内のショップで時間を過ごした後、早速機内へ乗り込んだ。機内に入ってビックリしたのは機体の古さ。塗装はハゲてるし、シートも明らかに干乾びている。機体が古いのはちょっと不安だけど、美味しいカレーの機内食が食べられるのは嬉しい。



機内食の時間になり、CAさんが日本食かカレーかを聞いて回る中、自分には何も聞かずにカレーをくれた。何で?そんなにカレー食べたそうな顔してた??(笑)このフライトは香港を経由して最終目的地のデリーまでトータル12時間かかり、ロングフライトでかなり疲れてしまった。



デリーに到着後、外に出ると20℃だけど意外に涼しい。それにしても何か埃っぽいなぁ。ホテルへはツアー専用車で向かったのだが、道路は結構ボコボコで酔いそうなくらいだし、運転の荒い車が多い。やっと始まったインド一人旅。この先どんな出来事が待っているか今から楽しみだ。衛生面が少し心配なので、とにかく健康で帰国したい。
2日目(4/9) デリー → アグラ
今回のツアーは何と3人。これは団体ツアーじゃなかったのか?この旅は彦根からいらしてるおば様2人と行動を共にすることになった。



まずはタージマハルがあるアグラという街へ向かった。ここデリーからは200km以上あるということで、午前中はずっと車での移動だった。それにしてもこちらの運転はひどい…。クラクションを鳴らし過ぎ!30秒に1回は鳴らしている。日本ではあまり聞かないクラクション。今日1日で10年分くらいは聞いたんじゃないだろうか…。それくらいクラクションでうるさい。また運転はレースをしているかの様なすり抜けだ。日本だったら間違いなく捕まる。



途中で昼食を取ったりしたが、車に4時間半乗って、やっとタージマハルに到着した。






タージマハルは自分で想像した通りの神秘的な建物で、とても感動した。とてもじゃないけど大理石でできているなんて思えない。この硬い大理石にはキレイに彫刻や模様が描かれていて、とても数100年も前に建造されたとは思えなかった。



タージマハルの後はアグラ城へ。これもまた世界遺産ということでとても興味深かった。それにしても今日はこの20℃以上の汗ばむ天気の中、よく歩いて疲れてしまった。



ホテルに到着してからはおば様達と夕食を一緒させて頂いた。それにしてもカレーに感動は無いなぁ。やっぱりカレーは日本が一番なのか!?
3日目(4/10)アグラ → ジャイプール
今日も良い天気で暑いくらいだった。でも湿度が低いので風は涼しいし、汗も出ない。そんな中、今日はジャイプールへ移動した。



道のりは200km以上で、途中ファティブールシクリで少し観光したものの、午前中はずっと車移動だった。インドは広いなぁ。今日見た景色は砂漠が多かったので、何だかアメリカをドライブしている感覚にもなった。



ジャイプールに到着して早速昼食をとった。タンドリーチキンを食べたが、なかなか美味しかった。今回の旅行では食べられない物はまだひとつもない。



昼からは陽も高くなり、少し暑くなってきたが、シティパレスやアンベール城を見学した。もうどこの宮殿や城を見ても同じに見えてきたなぁ(笑)



観光を終えてホテルへ向かうのだが、ジャイプールの街中はすごい渋滞だった。皆が我れ先にと前へ前へ行こうとするため、混雑はものすごく、言葉でなかなか言い表せない。車はもちろん、人もバイクも荷台も自転車も動物も全てが動こうとするため、密となり収集がついていない。この国には譲るという言葉はないのか(笑)ホントに交通は滅茶苦茶だ。自分はこんなところ運転はもちろん、歩くのもイヤだな。



今夜泊まるホテルはなかなか良いホテルで、すごく落ち着いている。外のあの賑やかさが嘘みたいだ。早いものでインドの夜も今日が最後なので、ゆっくりしようと思う。
4日目(4/11)ジャイプール → デリー → 関西
今朝は早起きして少しホテル周りを散歩してみた。昨日ほどの賑やかしさはないが、十分にインドを感じることができた。道路を歩いていると目につくのはやはり貧しい人達ばかりだった。



自分はホテルに戻り、バッフェの朝食を食べた。ホテルの中と外ではホントに別世界だ。同じ人間に生まれてきて、自分は余るほどの朝食を食べることができることに感謝しなければならない。



今日もデリーへと向けて200km以上の移動だ。とても良い天気で暑い日差しが照り付けている。デリーの街は車が多く、道路は混雑しておりゴミゴミしている。また、あちこちでクラクションが鳴っていて、とてもうるさい。しかし一方では、デリー市内には緑が沢山あり、芝生が生えた公園も沢山あった。デリーのような都会でも地方でも美への意識には程遠く、道端にはゴミが多数落ちていた…というよりは、積み上がっていた(笑)。



そうそう、道路の標識や街の看板もそうだが、この国には英語表記が非常に多いのにはビックリした。インド人は英語が出来るらしく、植民地時代の影響もあるらしい。
全ての観光が終了した。ガイドのママニアさん、ドライバーさんにはこの3日間お世話になったので、本当に感謝したい。ママニアさんは日本語ペラペラだし、色々教えてくれた。ドライバーさんはアグレッシブに道を攻めて、時間通りに我々を運んでくれた。皆の協力があって無事帰国の途に着けることに感謝したい。
5日目(4/12)関西
デリー空港には予定より早く到着したため、かなりの時間を空港内で過ごした。しかも出発ゲートが直前までわからず混乱する上、空港内は沢山の人で溢れかえっていた。何か要領というか段取りが悪いこの空港…。



経由地の香港へ向けて出発したのは既に午前0時を回っていた。しかし、しっかりと機内食が出てきた。食べると太るとはわかっていても食べずにはいられなかった。最後のカレーをしっかり味わって、その後は寝まくった。
無事に関西国際空港に到着。やっぱり何だかんだで日本は落ち着く。今回は初インドということで体調面などもかなり心配だったが、一度も体調を崩すことなく帰国できて本当に良かった。インドへ行くまたの機会があるかどうかは微妙だな。
その理由は2つ。最大の目的であったタージマハルを訪問できたこと、家で食べるカレーが一番美味しいとわかったこと。でもインドも広いので、もし機会があれば他の都市も訪問してみたい。残ったルピーはそれまで大切にしまっておこう。