海外旅行記

韓国 [01] 旅行記 2000年 ~ソウル~

旅行記 2000年

2000年10月10日 ~ 2000年10月13日

訪問都市

韓国:ソウル

1日目(10月10日)関西 → ソウル

1年振りの海外旅行はお隣の国、韓国のソウルへ出掛けた。4日間のツアーで、家にこもりがちなフリーランスの妹と伯母と3人で出掛ける事にした。関西空港を14:00発の日本エアシステム(JD231便)でソウルにある金浦空港へと向かった。フライト時間は約1時間半で、あっという間に到着した。

ソウルに着くやいなや、現地係員に案内され、参鶏湯(サンゲタン)を食べに言った。参鶏湯は若鶏の腹にもち米、ナツメ、朝鮮人参を詰めて煮込んだスープで、これは美味だった。ここでも「やはりアジアは飯がうまい!」と感じる瞬間だった。韓国では、焼肉がメジャーだが、この参鶏湯を是非食べてほしい。

お腹もいっぱいになったところで、次はカジノへ案内された。ウォーカーヒルという有名なホテルのカジノで、中は日本人観光客でいっぱいだった。手軽なスロットマシーンに挑戦した。しかし、ガイドさんが言ってた様にカジノで勝つ人はあまりいないらしく、気付いたら80,000W(\8,000)負けていた。それから、ホテルに連れて行かれた。

ホテルは郊外にあり、狭くて暗くて、最悪のホテルだった。まぁ、安いツアーを選択したんだから仕方ない。まだ寝るには早かったので、辺りを一人で探検した。するとコンビニを発見し、何か買って帰ることにした。驚いたのはコンビニでもキムチがたくさん売っている事!思わず手を伸ばし、一つ手にした。そして、ビールも買ってそれを飲んで寝る事にした。

2日目(10月11日)ソウル

今日は10時に起床し、11時に出発した。オプションで付けたアカスリの日だった。30分位でアカスリ店に到着した。韓国に行ったら是非アカスリはやってみたいと思っていたので、すごく楽しみでドキドキしていた。まず、人参湯につからされ、サウナに入れられた。そして、ベッドみたいなところで横になって待たされた。しばらくすると、短パン1枚の40歳位の男性が寄ってきて、いきなりアカスリを始めた。おばちゃんが出てくると思っていたので予想外だった。アカスリは痛くもなく気持ち良かったし、垢も沢山出たみたいだった。問題はここから起きた。それで終わると思い、余韻にひたっていた私の全身に冷たい液体が流れ落ちた。そう、オイルマッサージが始まったのだ。もう、何とも言えない気持ちだった。ゴツゴツした大きな手で体をすべるように指圧を始めた。背中から始まり、手、足、ついには股間の方まで…自分は韓国まで来て何をしてるんだ、って何回も思った。そして、その男性が片言の日本語で「痛いですか?」と聞くので、私は「No!」と答えた。そして、またしばらくして、「痛いですか?」と聞くので、また「No!」と答えた。それが5回位繰り返されたその時、男は急に力を入れ始め、さらに強くマッサージし始めた。全身はオイルだらけだったので、何度ベッドから落ちそうになった事か。もう、耐え切れなかったので、「痛い!」と言ったら、男は「へへへへへっ」と笑い出し、納得した様子だった。何とも言えない経験をしたもんだ。男性の皆さん、韓国でのアカスリは要注意です。

その後、ガイドに連れられて焼肉を食べに行った。やっぱりガイドが連れていく店はどこも高い。一人40,000W(\4,000)だった。でも、さすが高いだけあって、骨付きカルビ、ピビン冷麺、ピビンバ、全部おいしかった。焼肉を満喫した後、街へとタクシーでくりだした。

まずは、南大門を見てから南大門市場へ行った。その後、地下鉄で東大門へ行き、東大門市場へ行った。ソウルはもう寒かったので、何か上着を1枚と帽子、そしてブーツを買うつもりだった。しかし、どの衣料店にも欲しい物はなく、結局何も買わなかった。だって、センスはないし、店出しの仕方も無茶苦茶!これでは買う気が起こらない。もう、疲れたのでタクシーでホテルに帰る事にした。また、昨日見つけたコンビニに行き、ビールを買って帰り、飲んですぐ寝た。

3日目(10月12日)ソウル

今日は終日が自由行動なので景福宮(キョンボックン)という京都でいう御所らしき所に行った。景福宮の中は幼稚園の遠足なのだろうか、子供がいっぱいいてうるさかった。景福宮の中には民族博物館があり、そこも見学した。

その後、プルコギを食べるために日本でいう渋谷にあたる明洞(ミョンドン)へ向かって歩いた。しかし、どこがプルコギ店なのかサッパリわからなかった。ハングルは全くわからないので想像もつかないから、下手に店に入れなかった。そこで、仕方なく焼肉店っぽいところに入った。しかし、プルコギはなく、また焼肉を食べる事になった。昨日食べた肉より質は劣るが十分に美味しかった。ここでもお腹いっぱいに食べてしまったので、会計がすごい不安で、また一人30,000W(\3,000)位はするだろうと覚悟していると、何と一人10,000W(\1,000)だった。これぞ、韓国!やっと物価の安さを感じられた。やはりガイドに頼るより自分の足で何でも見つける方がいいなぁとつくづく感じた。

その後、しばらく歩いて明洞に到着。韓国は本当に寒かった(私はTシャツの上にトレーナー)ので着る物を買おうと探し回ったが、どこも同じような感じで、結局何も買わなかった。そして、残り時間も少なくなったので、お土産を買いにもう1度東大門市場へ行った。そこで韓国のり(岩海苔)を買った。何かおもしろい物をって考えたけどやっぱり定番にした。たくさん買ったので、欲しい人は早めにHOKまで。そして、地下鉄でホテルまで帰った。

ホテルで日本語チャンネルのテレビを少し見て、夕食をとりに外に出た。今夜こそはプルコギをと思い、ホテル周辺を歩き回ったがやはりなく、食堂みたいなところに入る事にした。その店にはメニューなどなく、とりあえず座って待った。回りの客を見るとみんなチゲ鍋みたいな物を食べていた。しばらく待つと何も頼んでないのに鍋が出てきて、淡々と準備し始め、そしてコンロに火をつけた。準備ができ、食べてみた。とってもおいしかった。どうやらハルサメ入りのチゲ鍋らしく「プデチゲ」と言うらしい。お店のおばちゃんに一言「マシイソヨ」(おいしい)と言うと、「コマスミダ」(ありがとう)と喜んでくれた。値段もお腹いっぱい食べて1人5,000W(\500)と安く、庶民の味を味わう事ができてとても満足できた。お腹もいっぱいになったので帰国の準備をして、眠る事にした。

4日目(10月13日)ソウル → 関西

とうとう帰国の日になってしまった。10時半にホテルを出発し、お土産屋に寄りながら金浦空港へと向かった。空港のレストランで念願のプルコギも食べる事ができ、満足の行く旅行だった。そして、免税店で竹塩ソープなどを買い、JD231便で関西空港へと向かった。そして、この旅行も終わった。
 全体的な感想として、ソウルは外国にいるような感じが全然なかった。街並みもほとんどいっしょだし、人間の顔もほとんどいっしょだし、何よりも日本語が通じ過ぎたし。でも、ご飯は最高においしかった。この時期は日本に比べて寒く、少々風邪気味だった私もコリアンパワーのお陰で元気になって帰国したような気がした。ソウルは本当に近く、短期間でも行けるので是非また行きたいと思った。